2013年12月10日
広島市など出資の第3セクター広島高速交通が運行する新交通システム「アストラムライン 本通―広域公園前」の延伸計画について、広島市は候補に挙がる三つのルートの事業費や利用人数の試算結果を明らかにしました。
広域公園前で止まっているアストラムライン アストラムライン延伸計画
将来的に採算性が見込めるのは、JR西広島駅(広島市西区)に接続する「西広島ルート」(延長7キロ)のみのようです。
西広島ルートの事業費は500億~570億円で最も低い上、一日あたりの利用者数は約1.5万人で最多。西広島ルートでは、広島市が運行設備の更新費の3分の2程度(60億~75億円)を支援すれば黒字を見込めるとのことです。
広島市長は、アストラムライン延伸計画の見直しの視点・方向性について、
★ 従来の基本コンセプトである「住み・働き・学び・憩う」機能に新たに「護る(防災)」を追加
★ 幹線道路整備方針を検討し、実効性のある幹線道路整備プログラムを策定
★ 西風新都の都市づくりと密接に関連するアストラムライン延伸のあり方の検討
★ 民間開発事業者や西風新都への進出企業の意欲を喚起するよう“西風新都”のブランド力の向上に資する施策展開
を掲げ、軌道の単線化や急勾配の採用によるコスト節減などを含めて再検討を続けているそうで、広島市は今年度中に延伸ルートを選定し、来年度には、事業着手の時期や整備に関するスケジュールを作成する予定とのこと。
議論が分けれてまだまだ時間がかかりそうですね。
山口接骨院:広島市西区草津新町2-15-8
℡(082)277-3005 Fax(082)278-1005
アルパーク東棟バスターミナルのすぐ前