国勢調査の結果によれば、広島市安芸区の世帯数および人口の平成年代になってからの推移は、
- 平成2年 世帯数22,970 人口70,039人
- 平成12年 世帯数27,267 人口75,435人
- 平成22年 世帯数30,310 人口78,789人
となっており、広島市の中では過去20年間で増加率が1倍未満の地域が多い中で、安佐南区に次ぐ人口の増加率を示しています。
住民基本台帳によれば、平成24年6月末現在
広島市安芸区は、世帯数33,857、人口 80,809人と依然として増加傾向にあります。
こうした人口増は思わぬところに影響を及ぼしており、たとえば小学生の通学路。
広島市立矢野小学校の平成23年度1月の「学校だより」によれば、「平成24年度の通学路の変更について」と題して以下のような記述があります。
神崎地区に新しい道路ができて2年が経ちました。
この間,学校としては区役所や警察などに信号機の設置などを要望してきま したが,矢野駅前の開発やバス路線の変更など通学路指定した当時とは比べ ものにならないほど交通事情が変化したため,新年度(平成24年4月)から,田丸・神崎地区の通学路を変更することとしました。 第1通学路による登下校が基本ですが,第2通学路でも構いません。交通量の激しい信号機が設置されていない横断歩道を児童が渡ることがないように指定しています。第1通学路
国道31号線歩道から矢野アンダーを通り神崎交差点の信号を渡ります。第2通学路
呉信用金庫前の信号機を渡り新真地橋を渡って神崎交差点の信号を渡ります。出典:広島市立矢野小学校平成23年1月学校だより
人口が増えて街に活気が出るのは歓迎すべき点ですが、通学路の安全が確保されなければ、いずれお子さんをもつ家庭は少なくなっていくでしょう。
どうか交通事故等にあわないように祈ります。
ときには通学路に立って子供たちに挨拶してみようと思います。